@ニーム 今、世界が注目する樹木「ニーム」


『アーユルヴェーダ』とニーム

アーユルヴェーダ ニームは、インドで別名「村の薬局」と呼ばれ、約4000年前から薬用ハーブとして利用されてきました。インドの民間伝承医療である「アーユルヴェーダ」では代表的な素材として知られています。種子、実の核(仁)、葉、花、樹皮などあらゆる部分が薬用になるとされています。医者の居ない地域では現在でも民間療法的に活用されています。

アーユルヴェーダ
 なにか、下を噛みそうな名前ですが、これはインドの伝統的な医学の名称です。薬草・薬木をはじめとする自然の恵みで身体のバランスを整え、人間がもともと持っている自然治癒力や免疫力を最大限に利用し、病気になりにくい体、病気になっても自分で回復できる体を作り上げようという、予防医療に近い医学といえます。
インド伝統医療 アーユルヴェーダの医師たちは、数千年の間、国土を行きめぐり、治療に適する植物を探し回り、それらの効果性や副作用を研究してきました。彼らが見つけた莫大なハーブ調合剤や薬用ハーブは、ほとんどすべての疾患や病気を治すといわれています。そして、これらの膨大なハーブの中で、ニームは、どのインド産ハーブよりも病気に対する抵抗力や正しい体内バランスを取り戻すのに有効であると考えられています。
 富山県国際伝統医学センター次長、医学博士の上馬場氏のお話によると、インド伝統医学においてニームは種子・果実の仁・葉・花・樹皮など、あらゆる部分が薬として利用できるそうです。具体的には、幹の樹皮は抗菌作用があり、葉や根の樹皮や若い果実は、苦味強壮剤として、糖尿病やメタボリックシンドローム、歯肉疾患などに使われます。花は、消化不良に、実は、寫下・駆虫剤として、新鮮な小枝は主に歯槽膿漏に対して日常に使われています。葉や種子から絞ったオイルは抗菌、抗虫作用があるため、皮膚の腫瘍や潰瘍、湿疹に、浴剤などとして外用されるそうです。また、リウマチや打ち身などにも湿布されることもあるそうです。
インド伝統医療 こういった、ニームの人や動物の健康に関する研究は、これまでインドでは多くなされてきました。こうした科学的研究によりその安全性が証明され、同時にその副作用の危険性もはっきりしています。たとえば、苦味成分を含むニームオイルには小児に痙攣を来す可能性や、内服でも外用でも一過性の不妊を来すことが報告されています。
 そのため、上馬場氏曰く信頼性の高いニーム製品を栽培し、衛生的で厳密な工程によって製造し、アーユルヴェーダの原理に従って体質や体調に応じて正しく摂取すれば(幼少時、妊婦や妊娠希望女性、冷えが強い例、何か不都合が発生した例には、特に長期の内服や大量の外用は控える等)、小児での痙攣や肝障害・不妊によるトラブルなどの副作用も避けることができ、日本での活用も広がるだろうということです。まさに、ミラクルニームですね。

日本でのニームの薬効研究
 上馬場和夫氏(富山県国際伝統医学センター次長、医学博士)
 月刊誌「FOOD Style21(2005年12月号)」【叶H品化学新聞社発行 】の「特集・・・世界の有用植物とその利用」に「インド伝承医学における機能性食品素材とその利用」を寄稿。
 その中でニームの食効には、
  @抗真菌、抗細菌、抗ウイルス活性
  A抗動脈硬化作用
  B抗糖尿病作用
  C抗マラリア作用
  D鎮痛作用
  E解熱作用
  F不安減弱作用
  G循環系への作用
  H中枢神経抑制作用
  I肝庇護作用
  J抗炎症作用
  K抗腫瘍作用
  L不妊作用
  M抗潰瘍作用
  N免疫調節作用
 があるという。

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